
— 昭和7年、現在、関西料理 旬彩旨魯が暖簾を掲げている建物は長屋として建てられました。戦禍から逃れ、多くの人の日々の営みを見守り続けた長屋は、70年の長きを経て手入れをされ、旨魯として新たな命を吹き込まれます。
大家さんや大工さんの協力のもと、建てられた当時の姿をなるべく残し、基礎部分や水回りなどを現在の基準に合わせリフォーム。新しい木材では出せない風合いや、古い古い家の香り、趣のあるその姿は、大阪市の有形登録文化財として登録されました。
昭和のはじめから70年を超える時を一日ずつ刻んできた長屋。人の手に触れ、使い込まれた木々は手にしっとりとなじむ柔らかさと丸みを帯び、どこか懐かしい気持ちを呼び起こします。
時間がゆっくりと流れるような旨魯の雰囲気を存分にお楽しみくださいませ。

美味求真(びみぐしん)–私たちはお客様に喜んでいただくために、満足していただくために、ただひたすら真っすぐに「本物のおいしさ」を追求していきます。
ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」は、世界中にある料理の中でもひときわ人に優しい料理です。
素材本来の味わいを大切にすることはもちろん、旬を意識し、その時々の美味しさを大切にする和食。旨魯でご提供している和食は、「料理人」としての志を大切に、ひとつひとつ丁寧に調理したものです。
大切な方とのとっておきのひと時に、ビジネスなどのおもてなしの場に、日々の中でのちょっとしたお祝いごとに、いつかの思い出を語り合いながら…その時々に華を添えるお食事をご用意いたします。
季節に合わせたその日のおすすめから定番メニューまで、お客様のお好みに合わせてお選びいただき、存分にお楽しみくださいませ。

- — 経歴 —
- 鹿児島県出身
- 1982年に来阪し料理の道を志す
- 大阪、京都で修行
- 30歳で大阪の料理屋、奈良の料理旅館で料理長を勤める
- 48歳で独立し、現在に至る
- — 資格 —
- 日本料理専門調理師・調理師技能士
- 日本料理職業訓練指導員
- 専門調理師食育推進員